南紀 自然の里 明光館

日本蜜蜂とは

分布

日本蜜蜂は東南アジア全体に広く生息している東洋蜜蜂の亜種です。
本州〜奄美諸島に生息しています。北海道以北、沖縄以南には生息していません。
日本蜜蜂 蜂球

特徴

女王蜂と雄蜂は真っ黒で、働き蜂は全体的に黒っぽい色をしています。
大きさは西洋蜜蜂よりも一回り小さいです。
蜜蜂の中では比較的おとなしく、刺す事は滅多にありません。

養蜂

西洋蜜蜂に比べ神経質で、巣箱から逃亡することも多く、手間がかかるため養蜂には不向きとされていました。
しかし、蜜の質は市販の西洋蜂の蜜より上質なこともあり、養蜂の取組が広がってきています。
日本蜜蜂の蜜の採蜜量は西洋蜜蜂と比べて少ないですが、多くの種の花から蜜を集める特徴があります。このため採取される蜜は「百花蜜」という名でも知られています。

営巣

巣は岩穴、木のうろ等の閉鎖空間に作られます。 ひとつの巣には5千〜2万匹のハチが集います。その中で女王蜂は一匹だけです。 巣板は複数あり、通常ならば5〜10枚です。

分蜂

蜜蜂は分蜂することによってその数を増やしていきます。
分蜂は4〜6月が最盛期です。1回目の分蜂で母の女王蜂と働きバチが巣を離れ、娘の蜂を残していきます。
2回目の分蜂では姉の女王が巣を離れ、妹の女王が残るといわれています。

抵抗性

オオスズメバチを集団で熱殺することが有名です。
他にも、ダニがつきにくい、病気になりにくい、といった特徴もあります。